空き家バンクで田舎の空き家を探しているもじゃロックでございます。
僕が空き家バンクを利用している中で、「空き家バンクの全国版のサイトってないのかな?」と疑問に思ったのですが、全国版の空き家バンクがあったら便利ですよね。
今回は、空き家バンクのシステムについて書いていきます。
空き家バンクの実態
僕は田舎移住をするため、空き家バンクを通して田舎の空き家を探しまくっています。もうかれこれ4ケ月が経ちました。なかなか出口が見えない空き家探しでございます(笑)
空き家バンクの全国版サイトはない
「空き家バンクってそもそも何?」ってことですが、空き家バンクは全国の自治体が運営している空き家を有効活用するためのシステムです。
空き家の所有者が自治体に空き家を登録し、それを自治体がWEBサイトに掲載します。僕のような空き家を探している人はWEBサイトで物件を探し、気に入った物件があれば見学することもできます。そして、空き家を購入する(借りる)という流れです。
この辺りは民間のスーモ・ホームズと同じです。
でもね・・・、
空き家バンクの最大の欠点は自治体ごとに運営している
という点です。
これがめっちゃ利用しづらいんですよね。だって各自治体ごとに空き家バンクがあるので、例えばA市とB市とC市の空き家を調べようと思ったら、A市とB市とC市の空き家バンク(WEBサイト)をチェックしないといけないんです。
僕の場合、6つの自治体を移住先に考えているので、毎週6つのサイトをチェックしてるんです。全国版の空き家バンクがあって、その中から自治体を選択して検索するということはできません。
よって、
空き家バンクの全国版はありません!
というのが結論です。
検索できない場合が多い
スーモの場合、自治体を検索することができます。
例えば、A市とB市とC市にチェックを入れて検索すれば3つの自治体を一括で検索できます。でも空き家バンクはそれができません。
自治体ごとにサイトを見る必要があります。しかも、
検索機能がついた空き家バンクはほぼありません!
僕が見た中では、自治体の地区(集落)を検索できるところはありました。あってもそれくらいですね。
基本的には上から順番に見ていくというアナログな方法で探すのが主流です(笑)
そういうわけなので、間取り・広さ・駅からの距離で検索する機能なんて全くありません。そもそも検索機能がない自治体が多いので。スーモからの移民である僕はこの辺りでめっちゃ戸惑いました(汗)
かなり独特な世界観を持つのが空き家バンクなのです。
空き家バンクの全国版はなぜない?
だったら、なぜ空き家バンク全国版がないのか?ってことですよね。
ここからは僕の個人的な意見です。妄想だと思って読んでください(笑)
- カネ・時間がない
- マネタイズできない
そもそも空き家バンクに力を入れている自治体はそれほど多くないです。空き家が問題になっているといっても、そもそも自治体にマンパワーがありません。
空き家が多いということは田舎率が高い。そんな田舎の自治体に余剰人員がいるはずもなく、かといって空き家バンク用に人を補充するカネもない。カネ・時間がない・・・その結果が今の中途半端な空き家バンクになっているのでは?と推測します。
そして根源的にはマネタイズできないのが一番の理由かと思います。
空き家バンクに力を入れても税収が右肩上がりになるわけではないですからね。もちろん、外部の人を呼び込めれば物理的には税収が増えるわけですが、大量の移住者ならともかく、年間数十世帯増くらいでは、せいぜい人口減の急降下カーブを少し緩やかにできる程度では?と考えます。
つまり、頑張っても報われない構図!
これが地方の田舎の現実。空き家バンクの現実ではないかなーと勝手に推測しています。合ってるかどうかは知りません(笑)
「LIFULL HOME’S 空き家バンク」もあるけど使えない
ところで、民間のホームズが「LIFULL HOME’S 空き家バンク」というのをやっています。これってつまり、全国版空き家バンクなんです。他にも「アットホーム 空き家バンク」というのもあります。
全国の空き家バンクをネットワーク化しようともがいているように見えますが、うまくいっているようには見えません。
僕も最初は空き家探しで使おうとしましたが、結局やめました。なぜなら、使えないから・・・。
空き家が少なすぎですよね。自治体の空き家バンクの方が圧倒的に数が多い。全然更新されてないのもマイナスポイントです。4月に決まった物件が8月になってもまだ掲載されていますからね・・・。自治体の空き家バンクからはとっくに消えてますよ・・・。
以上、空き家バンクの全国版のサイトはないという罠でした。
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