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【田舎暮らし】過疎地の古民家を見に行った。2/3

空き家探し

田舎暮らしがしたい「もじゃロック」でございます。

田舎移住・田舎暮らしを求めて物件探しをしていますが、今回は前回の続きで山に囲まれた過疎地の古民家を内覧してきたお話しです。3回にわたる記事の今回は2回目です。

過疎地の古民家

▼▼▼▼物件の情報▼▼▼▼

  • 延べ床面積・・・170㎡(母屋のみ。離れ、ガレージあり)
  • 敷地面積・・・1,000坪
  • 築年数・・・35年(母屋)、80年(離れ)
  • 間取り・・・7LDK
  • トイレ・・・水洗(浄化槽)、汲み取り
  • ガス・・・プロパン
  • 補修の必要性・・・小規模補修必要
  • 売買・・・300万円
  • ロケーション・・・山
  • 提供元・・・空き家バンク

やっぱり訳アリだった

前回の続きです。山に囲まれた過疎地の古民家です。

今までの感触では、とてもいいこの物件。しかし、何か怪しい・・・。

家もそんなに傷んでいない。築35年+築80年で敷地は1,000坪。確かに超田舎で山にあり町は遠い。しかも過疎地。どう考えても不便な土地です。それでも300万円というのは破格の価格設定です。

僕は空き家バンクの物件を何百と見てきているので、相場感は何となくあります。「間違いなく安い。これは匂う!」と思っていましたが、その理由がわかりました。

隣の住民が敷地を通る!

というデメリットがありました。隣の家は道路に面していないため、この物件の家の庭を車で通るのです。この物件からすると「自分の家の庭」なのですが、隣の住民からすると「道路」なのです。私道であり市道でもあるようです。謎の道路・・・。

うーーん、微妙・・・。

家の目の前を通るのは、ハッキリいうとイヤ。だって家の庭ですよ?敷地の端の方ならまだしも家の目の前を通るんですよ。しかも他人・・・。こういうの、嫁は完全に嫌がるしね。

それに僕も車の音が聞こえない静かな場所を求めているので、毎日知らない人が家の前を車で行ったり来たりしたら静かな家とはいえないよね?

「ああ、またコレか。今回もナシか・・・」

そう思いかけたとき、何と新事実が!

隣の住民は住んでいない!

ということでした。週1くらいで家に風を入れたり、雑草を狩ったりするのに来るくらいで、ほとんど来ないもよう。マジですか?これは朗報!

それなら問題ないかも。週1なら。週1なら我慢できる。

隣の住民の方は高齢なので、先のことを考慮すると、息子さんが来たり、他人に売ったりするパターンもないことはない。そこまで考えておかないとね。でも、他人が買う場合だと、「他人の家の敷地を通る家」は買わないと思うんですよね。売れないのなら、あとは親族相続があります。でも、親族でもいるかな、そんな家?なので放置される可能性が高い。

そう直感的に感じたので、「他人が週1で庭を通る問題」は目をつむることにしました。

たぶん・・・たぶん大丈夫だと思うけど。

学校までバスで送迎してくれる

この物件のわりと近く(田舎にしては)に小学校がありますが、保育園・中学校はかなり遠いです。なにせ山奥なので。

中学校は自転車で行けそうなのですが、いかんせん山です。毎日山を上り下りするのは大変だから、子供のことを考えると、この物件は厳しいなーと思っていたら、自治体の方が「ここは保育園、小学校、中学校はすべてバスで送迎されます」と教えてくれました。

え?保育園・小学校・中学校、バスで送迎してくれる?

家の目の前までは来るかはわからないそうですが、近隣の集合場所までは必ず来てくれるようです。ということは子供は山を上り下りせず、雨にもぬれず、誘拐のリスクもないということです。それが中学3年生まで保証されるということ。

山の民はバスで学校に通う!

初めて知りました。これはイイね!ほぼドアtoドアで学校に行けるのは!

雨漏り・カビ・動物侵入は?

母屋は雨漏り・カビ・動物侵入はありません。これはポイント高い。

しかしガレージは雨漏りしてます。外なので早急に止めないといけないわけではないけど、ここはマイナスポイントですね。こういうのって自分でできるのかな?

建物へ動物が侵入したことは過去にもないそうです。でも猪・サルが出るそうです・・・(怖)

メリット・デメリットを整理してみる

一通り、物件を見させてもらって、僕の中で「これ以上の物件はない!」と思い始めました。

ちょっと整理してみます。

メリット

  1. 家が広い(170㎡)
  2. 母屋に致命的ダメージはない(カビ・雨漏り・崩壊・獣侵入)
  3. 古民家・ガレージで遊べそう
  4. 1,000坪の敷地で世界観が変わりそう
  5. 道路から奥に入った場所に家が建っている(車の音が聞こえない)
  6. 子供を学校までバスで送迎してくれる(中学生まで)
  7. 住んでいないのに掃除がされている(定期的に管理されていた)

デメリット

  1. トイレが浄化槽&汲み取り
  2. 2部屋の床がたわんでいる
  3. ガレージが雨漏りしている
  4. 広すぎるので草刈りが大変そう
  5. 隣の住民が敷地内を週1で通る
  6. 山の集落なので町まで遠い

デメリットでお金がかかりそうなのは、床のたわみ・トイレの下水化・ガレージの雨漏りです。

床のたわみは恐らくそんなにかからないと思います。

トイレは浄化槽のままならお金はかからないけど、ぜひ下水にしたい。僕は人口が多い町にしか住んだことがないので、浄化槽・汲み取りとか恐怖なんです・・・。ここはコスト的に100万円を超えるかもしれませんね。

ガレージの雨漏りは高さがあるので業者しかできないですが、いくらかかるのかは全くわかりません。

最大の問題は「隣の住民が家の前を通る」という点。これは週1なので目をつむろうと思います。本音をいうとイヤですけど・・・。

環境的には田舎ど真ん中の不便な山です。町まで車で15分。町まで出ないとスーパーやコンビニはない・・・。自販機すら近くにない。いや、ガチの田舎なんです。

というわけで、今回はここまでです。山に囲まれた過疎地の古民家を見学してきましたが、長くなったので、また次回続きを書きたいと思います。次回は完結編です。

 

空き家探し
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著者:もじゃロック(たまに嫁ロック)

趣味:ギター、漫画

経歴:DIY歴3年。岐阜の山にある空き家を購入して家族で名古屋から移住しました。夫婦で我が家をセルフリノベーションしながら暮らしています。家だけでなく、庭・ガレージもDIYしています。これから古民家、工場にも取り掛かる予定。田舎暮らしにも慣れてきて、子供も田舎で元気いっぱい育っています。詳細なプロフィール

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