PR

【田舎暮らし】過疎地の古民家を見に行った。3/3

空き家探し

田舎暮らしがしたい「もじゃロック」でございます。

田舎移住・田舎暮らしを求めて物件探しをしていますが、今回は前回の続きで山に囲まれた過疎地の古民家を内覧してきたお話しです。今回は完結編です。

過疎地の古民家

▼▼▼▼物件の情報▼▼▼▼

  • 延べ床面積・・・170㎡(母屋のみ。離れ、ガレージあり)
  • 敷地面積・・・1,000坪
  • 築年数・・・35年(母屋)、80年(離れ)
  • 間取り・・・7LDK
  • トイレ・・・水洗(浄化槽)、汲み取り
  • ガス・・・プロパン
  • 補修の必要性・・・小規模補修必要
  • 売買・・・300万円
  • ロケーション・・・山
  • 提供元・・・空き家バンク

所有者の方が素敵

前回の続きです。山に囲まれた過疎地の古民家です。

所有者の方にいくつか質問をして、この集落についてわかったことがあります。

  • 町内会費は年1万円
  • 草刈りが年に3回ある
  • この集落は高齢化が激しい(過疎地)
  • 若い人・子供に入ってほしい
  • この集落に移住者が最近入ってきた
  • 猿が農作物を荒らすので畑は柵をすべし

高齢化は田舎の集落の典型的なパターンかもしれませんね。そして現時点で高齢化に直面しているのなら、今後ヤバイくらいの高齢化に見舞われるはずです。その辺りを危惧して若い人を希望してるんですね。僕は若くないけど・・・(笑)

子供に入ってほしいという希望には合致しています。最近移住者が越してきたというのも心強いです。

町内会の費用もわりと現実的な価格で行事も少ない。これならやっていけるかも!

近くの家が畑の周りをバリケードみたいなトゲトゲで覆っていたのですが、あれは猿対策のようです。猿か・・・コワっ!

所有者の方はとても好意的で親切丁寧に説明していただきました。こんな好待遇ははじめてかも。僕は結構質問攻めにしたのですが、嫌な顔せずにすべて答えてくれました。

全体を見終わったときに、コソっと嫁に「どうだった?」と感想をきいたら、

「あのおじいちゃん、カワイイ!私、好き」

いや、そういうことじゃなくて・・・。物件は?家は?

と・・ともかく、嫁にも好感触でした(笑)

でも、これは初めてのケースかも。今まで嫁はどちらかというと物件内覧中は消極的だったのですが(ヤバイのがほとんどだったので)、この物件は率先して部屋を見ていたので、嫁の中でも何かが違ったんだと思います。

僕が所有者の方と話しをしてるときに、所有者の奥様がずっと庭の草むしりをしていたのが印象的でした。もう売る家なのに・・・、住んでいないのに・・・。うまく言語化できないけど、何かいいなーと。

希望の条件に近い

床のたわみが2部屋あり、トイレの下水化は必須、そしてガレージに雨漏りがあります。こうしたデメリットはあるものの、空き家バンクのレベルからすると、全体的にはキレイな方。今まで見てきたヤバいのとは一線を画しています。

皮膚が弱い&鼻が利く僕にとって、カビがないのはありがたいですね。母屋・離れの屋根も張り替え済みなので雨漏りの心配はなさそう。

そうはいっても、壁紙はすべて交換しないといけないし、風呂やキッチンもそれなりに古いです。でも致命的なダメージがないのが良かった。それらはリフォームするかDIYで復活させればいいかなーと。リフォームすると自治体の助成金が出るようなので、それを使わない手はない。

  • 母屋はわりとキレイ
  • 古民家・ガレージ・広い庭というオモチャが手に入る
  • 車の音が聞こえない静かな環境
  • 学校まで子供をバスで送迎してくれる
  • 子供を遊ばせられる大きな庭がある

僕がイメージしていた静かな田舎でのんびり暮らし、子供を伸び伸びと育てたいという希望にピッタリです

これで300万円ならアリでしょ!

決断のとき

物件の内覧が一通り終わりました。

僕の勘が「早めに決断しないと他の人に決まるぞ!」と言っています。今まで何度か他の人に先を越されて悔しい思いをしているので、ちょっとした焦りがあるのは事実です。

でも冷静に考えても、過去最高の空き家なのは間違いない!

嫁の好感触ぶりがそれを証明しています。「ああ、ここなのか、決断すべきときは!」

周りを見渡すと各々が雑談しています。僕はドキドキしながら、

「あのーー、このお家、譲っていただきたいのですが・・・」

その瞬間、所有者のご家族・自治体の方・嫁が一斉に僕の顔を見たのが印象的でした。これは勝手な解釈かもしれませんが、僕の顔を見た皆さんの表情が少しだけ明るくなった気がしました。(気のせいかもしれないけど・・。)

これで空き家探しは終わり

帰り際に所有者の方から「よろしくね!」といわれ、僕はガッツリ握手を交わして帰路につきました。

帰りの車中、ちょっとした高揚感があり、何だか不思議な感覚でした。「何だろう?この感じは?ついに決まったという達成感?」嫁も同じような感覚だったみたい。

でもこれで良かったのだろうか?即決で決めてしまった。この町のことは何も知らない。もちろん地域のこと、集落のことも。それなのに決めてしまった・・・。家と周りの環境だけで決めた感じ。でも、引きこもりだし、出かけないからいいか(笑)

これまで半年弱、空き家バンクを中心に田舎の物件を探してあちこち見学してきました。「もう見つからないかなー」と思い悩む日もあって。他の人に先を越されて悔しい思いもしたり。なかなか決まらなくて悶々していましたが、ある日突然、こういう時が来るんですね。

まだ契約を交わしたわけではなく、口約束に過ぎないのですが、ついに、田舎暮らしの家が決まりました!決めてしまったのだから、もう先に進むしかない!

これで田舎暮らし・移住を求めての物件探しも終了となりそうです。

田舎の物件探しの教訓(今回 学んだこと)
冷静に分析して、それでもいいと思ったらすぐに決断しろ!
素敵な人が住んでいた家はやはり素敵

というわけで、今回は、過疎地の古民家を見学してきましたが、ついに決まりました!ようやく、ようやくですよ・・・。長かったーーー(疲)

でも、これから何すればいいのかな?

空き家探し
この記事良かった!と思ったらシェアしてくれると嬉しいです!

著者:もじゃロック(たまに嫁ロック)

趣味:ギター、漫画

経歴:DIY歴3年。岐阜の山にある空き家を購入して家族で名古屋から移住しました。夫婦で我が家をセルフリノベーションしながら暮らしています。家だけでなく、庭・ガレージもDIYしています。これから古民家、工場にも取り掛かる予定。田舎暮らしにも慣れてきて、子供も田舎で元気いっぱい育っています。詳細なプロフィール

SNSフォローしてね!

コメント