田舎暮らしがしたい「もじゃロック」でございます。
田舎移住・田舎暮らしを求めて物件探しをしていますが、物件探しって正直疲れます。だって遠いから・・・。移動疲れだったり、ガッカリ疲れだったり(笑)。
僕は当初何も知らないまま空き家バンクの情報を鵜呑みにしてムダな時間を浪費してしまったので、今回は僕の失敗談を含めて、効率のよい物件探しの戦略をご紹介します!
田舎暮らしの物件探しはタイヘン
物件探しって疲れるよ
田舎暮らしに憧れて、物件を探しまくっています。
僕は空き家バンクをメインに探していますが、いい物件が見つかった後のステップは「内覧」です。実際、その物件を見に行くんですよね。
でも、「見に行く」のがタイヘンなんです!
近くの自治体ならいいのですが、遠いと高速道路を何時間も走ります。これが結構しんどい!
僕はできるだけ効率的に回れるように、同じ自治体、もしくは近隣の自治体で2つの物件を同じ日に見るようにしています。でも相手の都合もあり、どうしても日程があわないケースもあるんですよね。で、結局、2週連続同じ自治体に行く羽目になるという・・・。
というわけで、物件を見るのはタイヘンなわけです。「移動疲れ」以外にも、見てみたら全然思っていたのと違ったという「ガッカリ疲れ」もありますね。
とはいっても、物件探しは楽しいんですけどね。
楽しいけど疲れる!疲れるけど楽しい!
矛盾してるけど、物件探しってそんなものですよね?
空き家バンクの情報を鵜呑みにしない
で、最近は実はあまり物件を見に行かないようにしています。
なぜなら、ある程度、空き家バンクの物件を見て数をこなしてくると、見なくてもいいパターンがわかってくるからです。
空き家バンクの情報はすべて正確に記載されているわけではないです。このパターンにハマっていないか、事前にチェックするんです。
- 水回りが正確か?
- 雨漏り、動物の侵入、カビがないか?
- 売り物なのか?
- 崩壊していないか?
この4つの項目を事前に自治体に聞くようにしています。これに該当したものは見に行かない。これで見に行く手間をグッと減らせます。
順番に説明しますね。
1. 水回りが正確か?
これ、本当に多いのですが、水回りの情報がアバウトすぎて勘違いすることがあるんです。
例えば、トイレは3種類あります。
- 水洗(下水)
- 水洗(浄化槽)
- 汲み取り(ぼっとん、簡易水洗)
普通の町に住んでいる人は「水洗(下水)」しか使ったことはないと思います。僕もそうです。でも田舎にはそれ以外に2つのタイプのトイレがあるのです。下水機能を家に作る「水洗(浄化槽)」と昔ながらの「汲み取り(ぼっとん、簡易水洗)」です。
この3種類のどれなのか正確に記載されていないケースがあります。
空き家バンクの情報の粒度は自治体によって異なります。厳密にこの3つを使いわけている自治体もありますが、「水洗」というアバウトな表記のところもあります。
この「水洗」が厄介で・・・。
「水洗」というのなら、この3つ、いずれも「水洗」といえるんですよね。汲み取り(ぼっとん便所)でさえ、「簡易水洗」という(新幹線のやつ)のがあるため、強引に言えば「水洗」といえるのです。
僕の場合、基本的にトイレは「水洗(下水)」オンリーです。匂いがするのは嫌なので下水のみです。なので、浄化槽や汲み取りの場合はその時点でアウト。その物件を見る必要がないのです。
でも空き家バンクの情報を見ると、「水洗」と書いてある自治体があります。これを「水洗(下水)」と思い込んで、見に行って後悔したことがありました。実際は「水洗(浄化槽)」だったのです。
それ以来、見に行く前に、「トイレは下水ですか?浄化槽ですか?汲み取りですか?」と聞くようにしています。これで「下水」なら見に行きます。それ以外なら却下です。
同様に、台所・風呂の排水をどのようにしているかも、要確認です。
2. 雨漏り、動物の侵入、カビがないか?
これも本当に多いのですが、雨漏り、動物の侵入、カビがあっても記載されません。
雨漏り、動物の侵入、カビって結構、致命傷じゃないですか?
だって、
- 雨漏りの部分だけ対策すればOK!
- 動物の糞尿の侵入を塞いで掃除すればOK!
- カビの部分だけ入れ替えればOK!
というわけにはいかないのですよ!
例えば、雨漏りはリフォームすれば確かに直すことができます。でも単に雨漏りを止めればいいってわけでもないよね?室内に水が浸入したことによって、カビが発生したり、フローリング・壁紙がダメになっているとか。それだけでなく、屋根裏、柱、壁の中の見えない部分にカビが発生したりダメージを受けているかもしれません。
そこまで直せますか?ってことです。多分、リフォーム会社も壁の中まで見ないよね?「雨漏り止めてハイ、オッケー!」じゃない?
僕は心配です。特に屋根裏と壁の中が。実は見えない部分にカビが発生していて、「毎日カビの胞子を吸って生きてます」って悲惨じゃないですか?僕は小さい子供もいるので、このリスクは回避したい。なので雨漏りは却下です。
以前見学した古民家は雨漏り&動物の侵入のコラボ!
でした。
動物の侵入は悲惨ですよ。屋根裏に糞尿をするため、めっちゃ臭かった!しかも天井に黒いシミ(何かわかりますよね?)が出来て、重みで少したわんでいました。グロすぎ・・・。あの匂いは畳や屋根裏の木材にしみついていると思います。リフォームしても住みたくないなというのが正直な僕の感想です。
で、こういうことは空き家バンクに全く記載されません。ヤバイ所は隠してるんですね。(「隠す」というより「記載すべき」というマインドがそもそもない気がする)
だから、事前に「雨漏り・動物の侵入・カビってありますか?」と聞くようにしています。あれば見に行くのはやめます。(カビは部分的ならOKかも)
3. 売り物なのか?
これも本当によくあるパターンです。
空き家バンクには「離れ・倉庫あります」と書いてあり、丁寧に写真までのっています。でもよくよく持ち主の方に聞いてみると、「売りたいのは母屋だけで離れ・倉庫は売りません」というパターン。
他には「母屋・離れを売って倉庫は売りません」パターン、「建物は売るけど畑は売りません」パターンもあります。
もういいよ、その売らないパターン!
つまり売り物ではないのです。でも空き家バンクに「あります」と書いてあり、写真までのっている・・・。なぜ??売らない建物の写真をなぜのせる?謎すぎる・・・。
なので事前に確認します。僕は畑と倉庫が欲しいので、これがついていない物件は却下です。写真にだまされないように注意しないとね。
4. 崩壊していないか?
離れ、倉、倉庫、ガレージは注意が必要です。
「離れあります」と書いてあり写真がのっています。でも、いざ行ってみると崩壊していたというパターンがあります。ヒドイのは屋根から崩れて半壊しているものもありました。
「崩壊しているなら使わなければいい」というのはちょっと考えた方がいいと思います。
台風、大雨、強風のときは絶対ヤバイですよ!
崩壊した一部が風で飛ばされ、自分の家や隣の家に突き刺さるかもしれません。たまたま近くを歩いていたお年寄りや子供に直撃するかもしれません。自分たちだけでなく他人に危害を加えるなんて想像したくもないですよ。
なのでこういう建物がついている場合は基本的には取り壊さないといけません。解体費用は大きさにもよりますが、200万円~300万円と自治体の人に聞きました。これってただの負債ですよね。
僕は負債はいらないので、事前に確認して、崩壊している建物があったら見に行かないようにしています。木造で自分で解体できるサイズ感ならありかもしれませんね。
効率のよい物件探し
少し長くなりましたが、3カ月間、空き家バンクの物件を見まくって、
空き家バンクの情報を鵜呑みにして見学するのはとても効率が悪い!
と思いました。最近少しは効率的に物件探しができるようになってきたので、その辺りをご紹介しました。
もちろん、人によってOK・NGの閾値は違うと思います。僕は皮膚が弱いので「カビはNG」なのですが人によっては全然平気な人もいます。今回はあくまで僕の例なので、自分なりの閾値を見つけて、それで線引きするってことが重要だと思います。「ナイ物件」を遠くまで見に行って一日をムダにする事は避けたいものですね!
以上、空き家バンクを鵜呑みにせず、効率のよい田舎の物件探しの戦略でした。
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